2010年 10月 16日
装飾タイル展
ミマルシナン大学の、伝統トルコ芸術学科チニ専攻アトリエの展示会に行ってきました。
友人の鬼頭立子さんと窪田有美子さんがこの学科の卒業生なので、彼女たちも出展されています。
(補足:チニって?→go)
雨の中、会場は人、人、人で大盛況。
うーむ、さすがミマルシナン大学の名はだてじゃない。会場の立地もいいしね。
学生さんたちの作品、すごく素敵でした。
やっぱり絵付けができるといいなあ、とつくづく感じた秋雨のイスティクラル通り。。。
日本で絵付科行きたかったんですよねえ、実は。
ミマルシナンのチニ学科の先生、美人さんだし入学してみるかなあ。。。なんてね。
それでは学生さんたちの伝統的、そして個性的な作品をいくつか紹介します。
会場に入ってすぐ目についた靴シリーズ。
チニのデザインって、こういうものによく映えまね。
一般的な船のデザインをあしらったものですが、、、線が細い!
鬼頭さん曰く、作者はキュタヒヤ出身の学生ということ。
うん、長年筆を使うのに慣れていないと描けない線でしょうねえ、これは。
お皿の中にお皿と壷を描く。
絵付けの腕もさることながら、デザインが秀逸。僕は好きです。
この学生さんは長い髪の女性をあしらったものを自分の作風にしてるみたい。
学生時代に自分の作風の土台を築き上げられるというのはいいことですね。
立体物。
赤に青に緑とあるけど、やっぱりアクセントのトルコブルーが良し。
ざくろの絵付け。
あまり身近な果物じゃないかな。
学生時代の友人の指摘で、鍋島焼によく使われるそうです。
地元なのに・・・勉強不足で赤っ恥。
これは下絵付けではなくて釉彩。
横幅150センチくらい?構図を考えて下書きして線描きして塗りをして・・・大変だ。
みなさんどれくらいの期間で仕上げるんでしょう。
この展示会は大作ぞろいでした。
しかしこんなのが壁に飾れる家に住みたいもんですな。
最後は日本人のお二人の作品。。。
鬼頭立子さんの作品
線描き1週間、塗り10日ほどで仕上げたそうです。
窪田有美子さんの作品
「シルクロード」というタイトルのシリーズもので、他にも作品があります。
トルコで活動する同じ日本人として頑張ってほしいものですね。
これからご活躍乞うご期待!
会場のすべての作品とても素敵です。
イスティクラル通りにお立ち寄りの方は足を運んでみてはいかがでしょうか?
展示会、今月24日までらしいです。
ご紹介、どうもありがとうございました。
(- イスタンブル発 - さんのブログからこちらを知り、ときどき拝見していました。タイルが大好きです。これからもよろしくお願いいたします。)
学生さんの作品って、既成のものにとらわれない自由な発想があるので
見るだけでも勉強になることがたくさんあります。
ブログを拝見したところ、orientlibraryもタイルの絵付けを習い始めたようですね。
タイルに関しては知識の浅い僕ですが、少しずつ勉強してみるとなかなか奥が深い世界みたいで
ただ絵付けをする、というだけではない大変な世界のような気がしています。
是非是非がんばってください。
日本人のお二人の作品。トルコ人の方たちのものとやはりどこか人ひねりあると言うか、日本人が描いたといわれてなるほどと思うデザインですね。
それにしても、直接うかがって拝見できないのがつくづく残念です。
ミマルシナンって、日本のどこかの美大と提携とか、交換留学とかしていないのかしら…。
外国人は入学試験そんなに難しくないようなので、タイルの絵付けを本気でやりたい日本の方は
日本の提携美大に行くより直接ミマルシナンに入った方がいいでしょうけどね^^
沢山の人に見て頂くと刺激になって、やる気が出ますね。
お陰様でパワー充電されました!気合十分ですよ!
今年、大学入試方法が変更になって、外国人学生の一般試験は免除になったそうですよ。という事は、ミマルシナンだと実技試験(デッサン)のみです。(トルコの試験システムはコロコロかわりますから数年後はわかりませんが。。。)チャンスです。
残念ながら、日本との提携美大というのはありません。
うわー、僕も行きたいなあ。