2012年 06月 04日
Fazıl Sayとの再会
気運上昇のため(?)ピアノ界の鬼才Fazıl Sayのコンサートに行ってきました!
会場は、カドキョイのバハリエ通りにあるSüreyya Operası。
ここは1927年にミュージカル劇場として建てられ、途中映画館になり、現在はカドキョイ区管轄の
オペラハウスとして、演劇やバレエ、コンサート等が催されています。
いつも建物の目の前を通ってるけど、中に入ったのは今回が初めて。
本当に素晴らしいコンサートでした。
鍵盤だけでなく弦を押さえてたりして演奏するのって初めて見たし。
ピアノからこんな音も出るんだーってびっくり。。。
ピアノ演奏とともに詩の朗読やコーラスなどもあって、幻想的な時間を過ごせました。
こういったところに行くとだいたい僕は途中でころっと寝ちゃうんですが(汗)、
今回のコンサートは、え?もう終わったの?って感じでしたよ。
実はですね、僕、Fazıl Sayに目の前で会ったことがあるんです。
家族や友達の笑いのネタになっているような話なんですが。。
去年の秋に、陶芸家のMehmet Kutluさんの個展オープニングに行った時のこと。
(もともと僕はこの個展のためにアシスタントとして彼のお手伝いをする予定でした。
その後、僕の方が忙しくなって友人の女の子が代わりにアシスタントになったけど)
かしこまった格好の招待客で混んだ会場でMehmetさんを見つけた僕は、お祝いを言おうと近づきました。
Mehmetさんの隣りにはラフな格好の気の良さそうな男性と、友人のアシスタントの女の子。
男性に軽く挨拶をし、アシスタントとMehmetさんの両頬にキスをしてお祝いの言葉を述べました。
その後すぐ彼らの元を離れた僕に妻がひと言・・・
「あの男の人、Fazıl Sayよ!」
「え?まじで?」
そう言えばMehmetさん一行にはバリアーが張ってあるみたいにあまり誰も近づかない。
どうも招待客が遠慮して近づかないようにしていたらしい。
僕はそういうことに気づかずにスタスタと挨拶に行ってしまったのでした。
後から話したアシスタントの女の子は
「Fazıl Sayもびっくりしたよ思うよ〜。サインでもねだりに来たのかと構えたら無視だもん」
と笑っていました。
その時の3人。
左からアシスタントのAylinさん、Fazıl Say、Mehmetさん。
こんなFazıl Say、言われなきゃ本人なんて気づかないでしょ笑?
ちなみにバックはMehmetさんが作ったFazıl Sayの陶壁画です。
コンサートの合間、あのステージでピアノを叩いてこの幻想的な時間を演出している人は
あのとき目の前にいたぽっちゃり小腹の色白男性なんだなあ、とそんなことも思い出したのでした。
Fazıl Say、日本公演時のビデオです。「トルコ行進曲」
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ついてないときってありますよね。
そろそろ良いことがありますように。
Fazıl Say氏は刑罰うけないといいですね。
言いたいこといえないってのも辛いものです。
その後、轆轤修理どうなりました?
言いたいことも言えない・・・トルコの行く末はいかようになるのでしょうか・・・。
ろくろはですね、とりあえずダメ元で電気屋さんにみてもらうことにしました。
任せとけって自信満々に持っていっちゃったけど、どうなることかと心配してます。
素敵なんだそうですね。
古くなって取り壊される前に行かなきゃ。
メーカーで1週間かかるといわれたものが、
町の電気修理屋で5分で治ることはよくあるので、
ろくろもきっと治ると思います!
カドキョイにこんな素敵な建物があったんだー、とびっくりしました。
外観はそんなでもないですもんね。でも中はすごいですよ!
是非いつか機会を見つけて入ってみてください。
トルコ人って壊れたところはまあきちんと直してくれるけど、
代わりに別のところを壊してたってこともよくあるでしょ・・・。不安です(笑
「題名のない音楽会」で出演されていましたね。
とてもやさしそうで、素敵な演奏でした。
ピアノの弦の部分をたたいて演奏する手法は、
おもしろいな~と。(まったく音楽に疎い私です・・)
彼の別の発言も、以前見ました。
どこかのニュースでしたが、色々難しそうでしたね。
自由な発言が出来る土壌って大切なんですけどね。
実はFazıl Sayは日本の父が教えてくれたんですよね。クラシックが好きなので。
僕は音楽詳しくないのでFazıl Sayのどこが他のピアニストと比べてすごいのか
分からないし、僕じゃなくて父が行けたら良かったんですけどね^^
Fazıl Say、けっこう自由な発言しているみたいですね。
個人の自由な発言が問題発言になることが問題なんですが。。。
私が初めてFazil Sayの演奏を聴いたとき、
弦をおさえてすごく力強い演奏で衝撃を受けました。
その後、何度かテレビで演奏をきく機会がありましたが、
私も音楽にまったく詳しくないですがいつも圧倒されています。
やっぱり生だともっと圧倒されるんでしょうね。
その世界にひきずりこまれるというか。