2013年 01月 18日
工房準備:注文、それは君が見た幻。
お店に行くと親父さんが「元気か」と笑顔で握手してくれる。
となりにいるジイさまが「寒いな。チャイ飲むか?」と訊いてくる。
こういうトルコのフレンドリーなとこ好きだ。
チャイは遠慮しておいて、できたまな板を見せてもらう。
袋に入ったふたつの真新しいまな板。(ついでだから2個注文していました)
ひとつ取り出して確かめる。あれ、なんか薄いような・・・。
僕 「ちょっとこれ、注文した厚さじゃなくない?」
親父さん「いや注文通りだ」
僕 「(厚いまな板指差して)でも僕が注文したのあの厚さだよ」
親父さん「そうか?」
僕 「いや、そうかじゃなくてさ、紙に書いたでしょ?5.5cmって。それで値段も交渉したし」
親父さん「紙あるか?」
僕 「あなたに預けたでしょ」
親父さん「そうだっけな、まあいいじゃないか大して変わらんだろ。どれ測ってみるか」
「んーと、ふたつとも4cmだ」
僕 「ちょっとまった!そのふたつ、厚さ違うっぽくない!?」
親父 「何言ってんだ、同じ厚さだ」
僕 「いやいや、絶対違うでしょ!」
親父さん「同じだ心配ない」
僕 「ちょっ・・・もういいです、僕が測ります」
「4cmと・・・・・・3.5cmじゃないですか」
親父さん「同じ板から切ったんだ。同じ厚さだ。」
「片方の板は角がたくさん削れているから薄く見えるだけだ」
僕 「いやいやいや!!どう見たって厚さ違うじゃないですか」
「だいたいふたつとも色味違うじゃん、同じ板じゃないじゃん」
親父さん「お前の仕事には支障ないだろ?粘土練るんだろ?別に厚さ関係ないじゃないか」
僕 「・・・」
ええ、支障ありませんよ、3.5cmだろうが5.5cmだろうが頑丈な板ならそれでいいんです。
確かに支障ありません。全然支障ありません。
でもそれを判断するのはあなたじゃない!
僕 「前に言ったお金、払いませんよ。あれ5.5cmで交渉したんだから」
親父さん「あれはこの厚さの値段だ」
僕 「(ここにきてそんな嘘っ・・・!!)いや、違います。」
「ちゃんとあなたの目の前で紙に書きました、そしてあなたに渡しました」
「僕は5.5cmの板をふたつ注文したんです、ひとつも注文通りじゃないじゃないですか!」
親父さん「お前は分からん奴だな、この厚さで問題ないならそれでいいじゃないか」
僕 「あのね、そういう問題じゃなくてね・・・」
もうさ、久しぶりに頭が痛くなったよ。
意味が分からないよ。
結局最後はとなりのジイさまが仲介に入ってくれて、割引料金で買えることになったけどさ。
当たり前なんだけど。
件のまな板、並べてみました。
目視でもはっきり分かるこの違い、同じ厚さと言い張れる親父さんに今夜は乾杯。
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っていうか大陸の人はおおらかなのかも
時間もルーズだし
日本みたいな島国とは違いますね
工房もだいぶできて楽しそうですね
"おおらか"って聞こえはいいけど、仕事となると困ることたくさんです(笑
まあそれでも世の中はちゃんと回っているからいいんでしょうけど。
工房ほとんど完成です。
自宅の小部屋工房とは一転変わってかなり広くなったので一人で働いていると寂しいくらい。
陶芸教室やろうと思っているので、生徒さんとわいわい楽しく仕事できたらいいなあ。
訳わからん!なトルコおじさん、健在ですね。笑
仕事でこんな人に出会っちゃうと、腹立つやら泣きたくなるやら。。。よね。
いつの日か、こんなおじさんを負かしてしまう人になって下さい!
せめて、台の幅が自作の脚より小さくなっていなくって良かったね。
年末に注文して、年明けすぐに取りにこいって言ったくせに
3週間近く待って結局できあがっていたのがこれですよ。
台の幅が脚より小さかったらさすがに買わないで作り直させるかな^^
>いつの日か、こんなおじさんを負かしてしまう人になって下さい!
でも話が通じないから・・・。