2006年5月の夜、イスタンブルにやってきた。

誰も知る人がいない街、朝起きて登ったテラスから、延々と続く赤い屋根の絨毯を見た。
そして僕のイスタンブル生活は始まった。

2008年に友人のつてでKuzguncukにある陶芸工房でアシスタントを始めてから今日まで、
この地でいろんな人に出会って、いろいろなものを作って、
本当に人として陶芸家として、たくさん成長できた、うん、本当にそう思う。



そして2015年秋に息子が生まれ、父になった。

イスタンブル、この街が好きだ。
でも家族でみんなで、ここを離れてもうちょっと小さい街に住みたいな、と
そういう気持ちがだんだん強くなった。




2012年秋にイスタンブルアジア側のウスキュダルで開いた陶芸工房、
今月いっぱいで窯の扉を閉めて、ボドルムに引越すことにしました。

今まで陶芸教室に参加していただいた方々、作品をご購入していただいた方々、
本当にありがとうございました。

今月27日より、イスタンブルを離れる前に最後に小さな陶芸展を開催します。


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この約10年間の陶芸生活で、作るものもいろいろ変わりました。
日本で陶芸技術を習って、もちろんそれが基本になっているんだけど
この街は僕の作品にたくさんの影響を与えてくれた。

昔作った作品、最近の作品、伝統的な作品、モダンな作品、
そこにイスタンブルの風景は見えなくとも
その内側には確かにイスタンブルの痕跡があるのです。

と、いうことで

Hidden Traces of Istanbul

イスタンブルでの陶芸活動の集大成としたいな、と思います。



Arnavutköy Mahallesi, Bebek Arnavutköy Cd No:75, Beşiktaş/İstanbul
0212 257 0667
月〜土曜日10:00-18:00 日曜日定休
オープニングパーティー : 9月27日木曜日 18:00-20:00

個展のFacebookイベントです。

期間中、Arnavutköyにお立ち寄りの際は、是非展示会にも足を運ばれてください。 お待ちしております。






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自我が芽生え始めた頃、
初めて目にするものをぽかーんと口を開けて見ていた。
そんな息子をイメージして作ってみた。

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今朝工房に行く道で、通知表を持ってぞろぞろと帰る子供達に遭遇。

はああああ?
もう明日から夏休み?!
まだ6月をたった8日しか過ぎてないんだけど?!

明日から9月後半まで続く夏休み。。
親御さん達、大変だなあ・・・。







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4月の中頃から3週間、去年の9月に続きエーゲ海の街ボドルムに行ってきました。
Airbnbで、前半は中心街の港のすぐそばでアパートを、
後半はボドルム半島の真ん中あたりにあるOrtakentという街でヴィラを借りて滞在。

イスタンブルを離れてこういうところに移住してもいいかなあ、という気持ちがあるので
観光というよりは、下調べを兼ねたボドルムでの短期生活体験。


ボドルムのヨットハーバー。
奥に見えるのがボドルム城。

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朝ごはんを食べて、ここで魚にパンを投げに行くのが日課。



4月だというのに連日25度を越える暑さ。
もう海で泳いでいる人もいました。

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でも湿気がないので日陰に入れば涼しいし、夜は上着が必要なくらい涼しかった。



ボドルムでも、イスタンブルと同じく野良犬と野良猫がのんびり暮らしてます。

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やっぱりトルコの通りはこうでなくっちゃね。




アパートの屋上から。

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泊まったアパートはこちら : City Center By the Marina with Balcony and Terrace
ロケーションは最高だけど、階下がバーなので夜はちょっとうるさかった。
でも繰り返す。ロケーションは、ほんと最高。




賑やかな中心街を離れ、後半はOrtakent郊外のヴィラへ。

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そこには天使みたいな女の子が息子を待っていた。笑
滞在したヴィラはこちら : A Peacful oasis
5分も歩けば大通りに出て、ミニバス拾ってどこへでも行けます。



朝は隣りの農場の鶏たちの鳴き声で目を覚まし、
その鶏の卵をもらって食べ、
散歩の途中でホワイトベリーやビワを摘む。

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いいなあ、ここ。



すっかりここがお気に入り。

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また行こうな、ボドルム。
てゆか、うん、ここに住もう。







3週間ぶりに工房に行くと・・・裏庭で猫が増えてた。

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食費がうなぎのぼりに。。。
お父さん、がんばって稼ぐぞ。




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工房にはろくろが4つあって、陶芸教室は基本的に4人の生徒さんがいるのだけれど
ろくろのドベ受けっていう、大きなたらいのようなものを洗うことができる流しがひとつしかない。
なので教室の終了時刻になると、洗い場が順番待ちになっていました。


しかし今は、こういうものがある!

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元は、息子が新生児の頃から1歳半くらいまで使っていた、お風呂の脚。

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腰の高さに桶がくるから、お風呂に入れるのが楽だった。
今はもう浴室にお風呂をしているので、必要なくなったこの脚をお下がりで貰い受けました。



教室の終了時間近くになると、ぬるま湯をためて部屋の中にどんと置く。

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しょせん粘土なので、スポンジで洗って雑巾で拭いちゃえばきれいになる。
流しで洗うとの比べたら水の使用量が断然違って経済的。
洗い場のシンクはちょっと低いので、こちらの方が掃除が楽だって生徒さん達にも大好評です。






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ずっと行こう行こうと思っていて行けてなかった、
サバンジュ美術館の「Ai Wei Wei on Porcelain」

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今月で終わってしまうので、こりゃいかんと行ってきた。


Ai Wei Wei、アイ・ウェイウェイ、中国の現代美術家です。
日本での知名度ってどうなんでしょう。
トルコではもうずいぶん有名になりましたね。
建築、映像、彫刻といろんな分野で活動しているけど
陶磁器アートを使った社会活動家、という面が僕の周りでは有名です。
一躍有名になったのはやっぱり、2010年に発表された、ヒマワリの種のインスタレーション。

磁器製の無数のヒマワリの種、中国の景徳鎮の人々と共同で制作されました。
景徳鎮って言ったらね、中国磁器の一大産地で僕ら陶芸の世界では有名どころですけど、
陶磁器に興味のある人でない限り普通あまり知りませんよね。
でもこの作品のおかげで、アイ・ウェイウェイとセットで景徳鎮という名も世に知られるようになりました。


ヒマワリの種制作のドキュメンタリーです。
面白いので観てみてください。




今回のサバンジュ美術館での展示作品もほぼ磁器。
アイ・ウェイウェイの歴史を磁器作品で辿っていくような展示会でした。
磁器作品といっても、それのみが作品というわけではなく
その作品を作った背景、それが訴えるメッセージ、その社会性が作品。

だから作品自体を鑑賞するだけではなく、
ちゃんと説明文を読まなきゃ作品の意図するものが分からない。
アルファベットを読むのが嫌いな僕にはなかなか大変な展示会でした。

そういうわけで作品写真を見るだけではあまり意味がないのだけど
せっかく撮ってきたので少し紹介。


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ヒマワリの種、やっと見れた。
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ここは圧巻の空間だったよね。



彼のような人物は今の日本国内では出て来ないんじゃないかな。
たぶんそれは悪いことではなく、なんだかんだ言っても日本は平和だから。
でも外を見渡せば、そこはどこでも彼のような活動家が必要な世界。
そしてここトルコもそう。(すごく必要!)


ああこういう表現って面白いなって思ったけど、反面、
作品の動機である嫌な現実も目の当たりにしてちょっとへこむ。
アートってなかなか難しいね。







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明けましておめでとうございます。
2018年も気が向いた時にぼちぼち記事を書いていこうと思います。

BeşktaşのAkaretler Sıraevlerで開催されている、Füreya Koralの展示会に行ってきました。
Füreya Koralはトルコで最初の女性現代陶芸家で、
トルコでは陶芸界のみならず現代芸術の分野でとても重要な位置にある女性です。


実は2010年に始めたこのブログの一番最初の記事が、彼女の生誕100周年記念の陶芸展の記事でした。
懐かしい。。





それでは家族3人で会場散策。

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展示会で騒がないように、息子には風船。(道ですれ違ったおじさんがくれた)



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陶芸作品だけではなくて絵もあるよ。

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この鳥のオブジェはFüreya Koralの代名詞作品。

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お気に入りはたくさんのこの小さな家。
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そして注目はこれ。右の陶板。
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・・・王蟲?
と思ったらもう王蟲にしか見えない。
そうなると右下隅の模様がナウシカに見えてくる不思議。 





Füreya Koralの展示会、とっても楽しい空間です。
入場無料、今月18日まで。








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# by teppeiyama | 2018-01-06 22:35 | 展示会
ムスリムが多いトルコですが、もちろんキリスト教徒もユダヤ教徒もたくさんいます。
おれはブッディストだっていう男性にも会ったことあるし、実は無神論者だって少なくない。
神様は信じてる、もしくはなんとなく信じたい、でもコーランや聖書なんて信じてないよ、
そういうわりと日本人的な感覚の人も結構多いと思う。
友達の一人なんてスパゲッティモンスター教のイスタンブル支部長ですよ。
この時勢のトルコで冗談みたいだけど、ちゃんとイスタンブルで集会やってる。


よくトルコは99%がムスリムだと言われるけど、
IDカードの宗教欄にアテイストやスパゲッティモンスターとは記入できないし
まあ言うなれば波風立たないように彼らの宗教はIDカード上ではムスリムとなっている。
なので統計上は99%ムスリム、でも実情はかなり違うと思うよね。
うちの息子も出生時にお役所に勝手にムスリムにされてたし。


ちょっと話が脱線したけども、そうそう、イスタンブルには教会もたくさんあるのです。
今年のクリスマスは久しぶりにカドキョイの教会のミサに行ってきました。

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以前はあまり混んでなかったこの教会、今年は満員で外までロウソクを持った人だかりができててびっくり。
ピアノコンサートがあって、そのあとみんなで聖者の行進を歌ってきました。
牧師さんがノリノリで、さっきのは声が小さかったからもう一回!と
みんなで肩で揺らしながら楽しく歌ってきました。





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前回に引き続き、湿台のお話。
イラストも描いちゃって、意地でイスタンブルに広めちゃう。




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撮った動画に、iTunesに入れている音楽つけてyoutubeにアップしてみたら
直後に著作権法違反ということで6カ国で動画ブロックされちゃった。
あっという間に演奏者と曲タイトルまで分かっちゃうんだね、すごいなあと感心。
こういうのに市販の音楽使っちゃいけないんだ、なるほどそうかそうだろうなと勉強になりました。
なので著作権フリーの曲探してきました。
動画に合うテンポの曲を探すのちょっと苦労したけど。




トルコの人って(というか欧米の陶芸家全体的に)削りで湿台みたいなのあまり使わないんだよね。
だいたいろくろの回転板に直乗せ、粘土で固定みたいなやり方。
湿台ってこんなに便利なんだよーって教室でも教えているのだけど
やっぱりある程度練習が必要だからね、なかなか流行らないね。
でもほら、湿台使ったら作業が早いでしょっていうのをね、もう動画で見てもらおうと。
そんな気持ちで撮ってみました。
いやほんと、これトルコで流行ったら僕の功績ですよっ。






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一昔前はイスタンブルで陶芸教室に通ってる人って
ちょっと年配の小金持のおばさんたちが多かったけど


今はずいぶんと若い人が増えた。

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先月結婚した新婚さん。
普段はオリーブの木を彫ってスプーンなんかを作っています。
http://www.mucsatelier.com/
一度手本を見せたら、すぐにほぼ同じものを作ってしまうスーパー生徒。
この子はすごい。



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彼女は教室最年少の19歳。
高校生の頃から来ていて、今はビルギ大学の学生さん。
両親ともにお医者さんで、名門高校通ってて頭いいしこの子もその道に進むのかなと思っていたら
高校生最後の年に進路相談をされて、プロダクトデザインとか面白いと思うよって言ったら
そのままプロダクトデザインの道に進んじゃった。
とても頭がきれるので、将来が楽しみな女の子です。



生徒さん紹介でした。







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