2010年 05月 13日
RAKU
楽焼きはRAKUという名で欧米でも人気があるそうで、ここトルコでも盛んなのです。
日本から来た陶芸家さんということでなんだか妙に期待されてる模様。
あいにく僕は楽焼きの経験があまりないのですが・・・。
日本人の陶芸家なら誰でもやるという勘違いもあるので、初めて会う陶芸家さんに
僕が楽焼きはやらないと言ったら、あれ?そうなの?なんで?みたいに反応されます。
日本人なら全員空手をやれるという勘違いと同じようなものですね。
さて、今回行ったKültür大学、もともとショッピングセンターをやるつもりで建物を建てたが
採算があわなそうなのでそのまま大学にしてしまったという逆転の発想の産物です。
だから比較的新しい大学ですね。1997年開校らしいです。
外観は大学っぽいですが、中に入るとすぐ目の前にエスカレーターあり、銀行ATMありカフェあり
吹き抜けのホールもまったくもってショッピングセンターの作りそのままです。
いさぎよい作りで感心。
ワークショップは校外の駐車場横の庭でやってました。
楽焼き用の窯が2つ、燻し用の缶と水を張ってあるバケツそれぞれ数個ありました。
この人たち本気だ。
今日は日本トルコ婦人協会の方たちが参加するということで彼女たちにちょっと指導。
用意されていた小皿に釉薬で加飾。
窯入れして3時間弱焼成した後、蓋を開けて作品を取り出し新聞紙やおがくずなどの入った缶に入れ、10分ほど燻して水に入れて急冷します。
こちら婦人協会の方たちの作品
今回、僕も楽焼きについて、よく知らないなりにインターネットや本で勉強してきたのですが、
よかった、、、、TVの取材でインタビューされてしまいました。
楽焼きの歴史や茶道のことなど、前日仕込んだにわか知識をはずかしげもなく披露。
僕も大学の工房にあったお皿もらって釉薬絵付けやってみました。
おじさんそんなに真剣なまなざしで僕を見ないで・・・。
夜になってもワークショップは続きます。
そして窯を焼いてるそのすぐ横でタンゴを踊りはじめるトルコ人たち。
なんでしょうね、この異様な光景・・・。
そんな感じで夜は更けていくのでした。