ストゥク・ウスタ

トルコの陶芸産地であるキュタヒヤに、Sıtkı Olçar(ストゥク オルチャル)という陶芸家がいます。
イズニック、キュタヒヤタイルの伝統を継承しつつも、常に新しいデザイン、手法を生み出し
キュタヒヤ陶芸に大きな変革を起こした陶芸家です。

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周りの人からは親しみを込めて"ストゥク・ウスタ"と呼ばれる彼、
昨年、ユネスコの重要無形文化財保持者(いわゆる人間国宝ですね)に認定されたそうです。

2、3週間ほど前、こちらでコーディネイターや通訳の仕事をやっている加瀬由美子さんから電話があり、
ストゥク・ウスタの展示会とシンポジウムが催されること、日本からも陶芸家が来るということで、
あなたもこちらで陶芸やってるのだからと招待されて、23日から2泊3日でキュタヒアに行ってきました。



日本から招待された陶芸家は、佐賀県有田町、松尾錦工房主宰の松尾嘉之、亮子夫妻。
嘉之さんは有田出身、亮子さんは伊万里出身(なんと実家のご近所さん)
イスタンブルから、有田に1年間住んでいたことのあるトプカプ宮殿学芸員のÖmür Tufanさん、
奥さんは武雄市出身で以前、有田の九州陶磁文化館で学芸員をやってらっしゃった江利子さん。
そして伊万里出身の僕と、こんなところで佐賀県人会^^

他、イスタンブルでタイルの絵付けをやってらっしゃる鬼頭立子さんと窪田有美子さんも参加。



初日はキュタヒヤヒルトンホテルで大勢の招待客とともに歓迎パーティーがありました。
会場にはたくさんのストゥク・ウスタの作品。
繊細な絵付けに大胆なデザイン、見るだけでも僕には勉強になることが多くありました。

歓迎会の合間、松尾さんからストゥク・ウスタへ有田赤絵のお皿が贈られると、
ストゥク・ウスタからは松尾さんへ馬のオブジェがプレゼント。

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                         カメラマン:嘉納愛夏
なんともうらやましい。。

そうそう、今回のシンポジウムの模様はカメラマン嘉納愛夏さんの取材・配信で、共同通信を通して
佐賀新聞他、各地方新聞に掲載されたようです。佐賀の方、気づきましたか?
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by teppeiyama | 2010-09-24 20:19 | キュタヒヤ紀行 | Comments(4)
Commented by makikoai2005 at 2010-09-28 23:37
おお!キュタヒヤと有田の交流!!!素敵です!日土の作家さん大集合というのも、すごいですね。
Commented by teppeiyama at 2010-09-29 04:45
お互い国を代表する絵付けの町ですし、こういう交流はもっとあっていいのかもしれないですね。
有田は規模的にはイズニックに近いかもしれませんが・・・。
Commented by miriyun at 2010-10-09 23:58
はじめまして、イスラムアート紀行、そしてイスタンブル発トルコタイル通信からやってきました。船の大皿でチンタマーニの文様がついた大皿を自分のところでも載せていたことによるつながりでこちらまできました。スゥトク・オルチャルさんの名は知っていたのですが、どういう方なのか詳しくは知りませんでした。こちらで工房の様子までよくわかり楽しませていただきました。お皿の内容に関連してページリンクさせていただきました。不都合な時は仰ってください。
 詳しいお話読ませていただき、ありがとうございました。
 
Commented by teppeiyama at 2010-10-10 04:21
こんにちはmiriyunさん。ページリンク全然かまいませんよ。
miriyunさんのブログ僕も読ませて頂きました。文様の話など、トルコにいながら
トルコの文様についてまだまだ勉強不足な僕には、とてもためになることが多いです。
たまにのぞいて勉強させてもらいますね^^