場所はBüyükçekmeceにあるTüyapというコンベンションセンター。
市街地からはちょっと遠いですね。
僕らのグループは全員アジア側に住んでいるので、橋の渋滞に巻き込まれないように朝早く出発しました。
着いてみると会場がらがら。
薄暗い無人の巨大ホールでもくもくと展示作業。

困ったことに空調が利いてない。まじで寒い、寒いよ・・・。
僕は今回、Tuba DemircioğluさんとAyla Yüceさんが設立した
「Buta Vision」というグループに参加しています。
ブ、ブタ?ええ、もちろん“豚”ではありません。
Aylaさん曰く、Butaとは古い言葉で
“神様(※AllahではなくTanrıね、これ大事..)から与えられた精神、考えみたいなもの”
を意味するのだそうです。
大昔、北東・中央アジアのシャーマンたちはButaを授かっていたの、
そして私たちもButaをお互いに与えたりもらったりすることができるの、
自分たちの活動によって他の誰かとButaを共有できるとしたら素敵じゃない?
と説明してもらいました。
あまりよく理解できなかったけど、Aylaさんは相変わらず
シャーマニズムが好きなんだなあってことだけは分かったのでした。
そう言えば、絨毯や衣類、ハンカチ等に使われる勾玉文様もアゼルバイジャンなどで
Butaと呼ばれるそうですが、このButaと関係あるのかな?

このゾウリムシみたいな文様ね。
英語でPaisleyと呼ぶらしいです。
ちょっと調べたら、Butaとはサンスクリットで“炎” “花” “才能” “力・強さ” などを
を意味するみたい。とか言ってて間違ってたらごめんなさい。
ちなみに「日本語でButaは“Domuz=豚”という意味なんですけどね」と言ったら
Aylaさん、すごくがっかりしていました(笑)
そういうことで明日から9日間、Tüyapにてİstanbul Art Fairが開催されます。
Bakırköyの船着き場やメトロバスの最終ストップAvcılarからTüyap行きの無料シャトルがあります。
平日はミマール・シナン大学前からもお昼頃にシャトルが出るそうです。
詳しくはこちらのFree Shuttle Servicesの項目をご覧下さい。
※あ、でも会場入場は有料みたいです。そんなに高くないと思いますが。

Tüyapかなり広いです。
İstanbul Art Fairはホール7、8、9で開催されていて
僕たちはホール8の出入り口ブース2つ、けっこういい場所に陣取っています。
週末は必ず、平日は何日かローテーションで会場にいると思います。
そうそう、会場となりで同時期にİnternational İstanbul Book Fairがあるんですよ。
本と本屋さんが大好きな僕は内心こちらのほうが興味津々なのであります。
会場にゆったりとしたソファーがあればいいなあ。
応援クリック、よろしくお願いします^^



Büyükçekmeceには、親戚の子が住んでいるから
トルコにいたらいけたのにな~
ペイズリーって、洋服やバンダナとか日本でもかなり
メジャーな絵柄ですが、そんな意味があったとは驚きました。
素敵な絵柄ですし、
>Butaとはサンスクリットで“炎” “花” “才能” “力・強さ” などを
を意味するみたい。
いよいよ、チンタマーニと共に使ってみたい絵柄ですね。
BUTAって(豚)でなくて、Budda(ブッダ)の方でつながったいたら
お友達も喜んだかも知れませんね。高貴な方の名前だよって!。
大きな会場で寒そうですが、展示会頑張ってくださいね。
book fairが一緒に開催とは、ラッキーですね~
楽しみが別にあると、寒さも吹っ飛ぶし!
私も今週、展示会です。楽しみでっす。
実はbook fairにも行きたかったのですよ。
友人がカドゥキョイからサービスバスがあるよと
言っていましたが、今回は出ていないよう。
Büyükçekmeceまで何時間掛かりましたか?
私もペイズリー柄は好きなんですが、
そんな意味があるとは知りませんでした。
面白い。
小さいころは本当にゾウリムシだと思っていました。
ブタ(ペイズリー)柄、日本でもよく見かけますね。
起源はインドとかイランとか諸説あるみたいではっきりとは分かってないみたいです。
陶芸よりもタイル絵付けに向いているデザインではないでしょうか?
boncuk*tileさん、挑戦してみては?
Art Fair、初日はみんなでワインをずーっと飲みつづけて酔っぱらっていました。
今日は空調ちゃんと効いてましたよ。飲んでたらむしろ暑かったくらいです^^
僕はメトロバスで行ったのですが、カドキョイからAvcılarまで約1時間、そこからシャトルバス
(Avcılar降りて歩いてすぐの所に停まってます)で10分位だったでしょうか。
乗り換えや待ち時間合わせてカドキョイから1時間半くらいですね。わりと早いでしょ。
予想通りBook Fairのほうが盛況みたいで、Art Fairはついでに寄って来たという人が
多かったような気がします。
15時くらいまでArt Fairのほうはガラガラで、会場にいるのはネームプレートをぶらさげた
僕たちのような参加者ばかりでしたからね。
夕方ワインのサービスが始まってからは、来場者をほっておいて参加アーティストそれぞれ
床に座ったりしてぐびぐび飲んで酔っぱらってガハガハ笑ってました。
こちらでアート作品が売れないわけですねえ(笑)
Tüyapもいいですが、毎年11月にタクシム近郊で開催されるContemporary Istanbulという
Fuarに参加することができればすごくいいと思います。
近年ではTüyapよりもContemporary Istanbulのほうが作家さんやギャラリーにとって重要な
イベントらしく、何よりも圧倒的にバイヤーが多いみたいです。(悪く言えば商業的?笑)
グループの目的もこのContemporary Istanbulであって、Tüyapはこれに参加するためのステップ
であり、Tüyap自体には実は何も期待してないのよ、と聞かされていたんです。
Contemporary Istanbulに作家グループとして参加するには結構厳しい審査があるらしくて、
グループとしての活動歴に箔をつけるためのTüyap参加、というのが本当のところですね。
アヴァノスのみなさんでグループ活動をされる時は、TüyapだけではなくContemporary Istanbul
を目標に置かれるのもいいと思いますよ。
そうでもないみたいなんです。
トルコのギャラリーはあまり陶芸作品を扱わないし、コミッション料や支払いなど契約的な
ものでも陶芸作家側を軽んじているところが多いので、特定のギャラリーに属さない独立した
作家グループとして活動していこうというのもこのグループの目的のひとつなんですね。
陶芸作品を扱う評判の悪いギャラリーから抜け出してきた人が主なメンバーなんですよ^^