アヴァノスろくろ入門

カッパドキア北部に位置する陶芸の村アヴァノス。
紀元前約二千年前にヒッタイト族がここカッパドキアに移住したころより、
村を流れるクズル川(トルコで一番長い川です)から採れる赤土を使って陶器が生産されています。

アヴァノスの伝統的な蹴ろくろ。
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日本の蹴ろくろは主に右足で内側にかきこむように蹴りますが(時計回り)
こちらでは右足を前方に思い切り蹴り出して回します。(半時計回り)
日本の蹴ろくろと比べるとキックする円盤部分が広く、逆に粘土を置く台の面積が狭いですね。
カップや壷などはこれで十分だろうけど、お皿は一体どうするの?

解答はこちら。
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ろくろに設置された円盤状の石膏型の上に粘土を叩き付け、まずは土殺し。

d0162815_3583831.jpg
そのまま高台と一緒にお皿の“裏側”をひいてます。
ローラーマシンの外ゴテの部分を人間の手で行なっているといえば分かりやすいでしょうか。
ハンドメイドならぬ“半ドメイド”ですね。
ある程度乾燥したら、ひいたお皿を石膏型から離してふちを整えて完成。

違う文化の陶芸産地見学って面白いですね。



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by teppeiyama | 2012-01-18 04:56 | カッパドキア紀行 | Comments(5)
Commented by boncuk*tile at 2012-01-18 12:14 x
蹴りロクロっていうのがあるんですね。
足が疲れそうです。
私もアヴァノスで陶芸見てきましたが、
絵付けばかり見てロクロはあまり見れませんでした。
土ころしの後、それで皿の高台を作っているわけでは・・ないよね。
一昨日、まさに高台の削りをひたすらやってきたばかりなんです。
やっぱり、削るのかしら?
それとも、高台も皿の裏面も一緒にロクロで引いているの
でしょうか?それって、すごい。
そうか・・・石膏の型に押しつけて伸ばしているわけですね。
石膏から離すときはどうしているんでしょう。
蝋とかを塗っておくかな?
面白すぎて、質問攻めになってしまいました~
Commented by zeytin at 2012-01-18 15:51 x
トルコで高台は一緒にひいちゃうのですか。
削りは無しなんですね。
boncukさんも聞いているように
これどうやて剥がすんでしょう?

所変わればなんとやらですね。
Commented by teppeiyama at 2012-01-18 17:58
>boncukさん&zeytinさん
お皿の裏面も高台もいっぺんにろくろでひいています。
だから僕たちが普段やるような削りというものは必要ありませんね。
日本でも大量生産の工場などでは機械ろくろやローラーマシンといったもので
この方法と同じ要領で成形されているんですよ。
違いといえば、日本では人間の手ではなくて器の形に沿ったコテを使うことでしょうか。

石膏型、お使いになったことありませんか?
石膏って小さな小さな気孔があって、水分を吸収する性質があるんです。
なので石膏型で成形されたお皿は、石膏の表面からどんどん水分を吸われて乾燥していきます。
ある程度乾燥すると粘土が収縮しますので、石膏と粘土の間にはわずかな隙間ができます。
その状態になればお皿を軽く動かすか、コンプレッサーなどで粘土と石膏の間に空気を
注入することで簡単にぽろっと剥がせるんですよ。

と言うことは、石膏型に蝋を塗ったりしたら粘土の水分は石膏に吸収されず
逆にお皿を剥がせられないということですね。
こういった石膏の性質を利用した成型法として他に“鋳込み成形”というものがあります。
機会があればやってみてください^^
Commented by shardymoon at 2012-01-23 01:13 x
アヴァノスへようこそ
写真のウスタもお知り合いではありますが、彼らの勤め先はよく変わるので今は・・・ 
あ、何だ、ギュライさんですね
ひょっとすると手だけ写ってるウスタは眼鏡を掛けた方でしょうか
もう8年前になりますが、あそこの洞窟へ半年ほど通いました
Commented by teppeiyama at 2012-01-23 04:44
ホシュ ブルドゥクです。
そうです。今回の1日ツアーで連れて行かれたのはギュライでした。
手だけ写ってるのは・・・実は5年前に撮った写真です。
ギュライでこのろくろの写真撮るのを忘れたので、別の工房の写真を使いました。
そこはアインシュタインのような風貌の先生がおられる工房でしたよ。
みなさんろくろも絵付けも達者で(当たり前ですね、失礼..)勉強になりました。
次は自分たちの足でゆっくりアヴァノスを散策したいものですね。